・マタニティフォトをおしゃれに撮る方法が知りたい
・撮影場所や衣装、小物など、どうすればおしゃれに撮れるのか知りたい
こんにちは、フォトグラファーの冨尾です。
今回は上記の疑問にお答えします。
マタニティフォトは、少しの工夫でおしゃれに撮ることができます。
例えば、自然光の利用や、ポージングを少し変えるだけ、といったちょっとした工夫です。
この記事では、マタニティフォトをおしゃれに撮りたい方に向けて、簡単にできる撮影アイディアをご紹介していきます。
おしゃれなマタニティフォトを記念に残したい方は、ぜひ読み進めていただけますと幸いです。
それでは、まいりましょう。
マタニティフォトとは
マタニティフォトとは、お腹が大きくなった妊婦姿を記念に残す写真のことです。
海外セレブを中心に広まったマタニティフォトは、SNSの影響で、日本でも撮る方が増えてきました。
マタニティフォトを撮るタイミングは、妊娠7〜9ヶ月がおすすめです。妊娠7〜9ヶ月は安定期に入っており、お腹の大きさが分かりやすくなる時期なので、マタニティらしさが伝わる写真になります。
おしゃれなマタニティフォトを撮る方法(簡単)
おしゃれなマタニティフォトを撮る、簡単な方法が4つあります。
- プロに依頼する
- 小物を利用する
- 自然光を利用する
- ポーズと撮影人数を工夫する
どれも実践しやすい方法なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①プロに依頼する
質の高いおしゃれなマタニティフォトを撮りたい方には、プロのフォトグラファーによる撮影がおすすめです。美しく撮る方法や、モデルの表情を引き出す技術などにより、セルフでは難しい洗練された写真を残せるでしょう。
プロのフォトグラファーにマタニティフォトの撮影を依頼する場合は、スタジオ撮影か出張撮影か2つの方法があります。
スタジオ撮影は、撮影の環境が整っており、当日の天候に左右されにくい点がメリットです。出張撮影では、お気に入りの場所や、憧れの場所で撮影できます。
「スタジオで撮影してみたい」「記念の写真だから良い仕上がりにしたい」と思う方は、プロへの依頼を検討しましょう。
②小物を利用する
小物を利用して撮影すると、おしゃれなマタニティフォトが撮れます。
特に、セルフ撮影の場合は、自分で小物を用意する必要があるため、手軽に準備できるものだとよいでしょう。
おすすめの小物は、以下のとおりです。
小物 | 説明 |
エコー写真 | 持って撮影するだけで、マタニティフォトらしさが出る。 |
糸電話 | パートナーやお子さんが、胎動を聴くときのポーズに使う。 |
ガーランド | エコー写真を並べてつけたり、糸電話をつなげる部分に使ったりすることもできる。 |
レターボード | 海外での流行をきっかけに、日本でも話題になっているインテリア。プラモデルのような文字パーツをボードに差し込んで、自由にメッセージを作れる。 |
ミニブーケ | 100円ショップの小さめの造花は、2〜3本を1つとして売られており、3種類ほど購入すれば、立派なミニブーケを作れる。 |
サッシュベルト | お好みのリボンをベースに、造花やビーズなどを合わせて作る。 |
ペイントシール | お腹に貼るだけで華やかになる。ネットショップに可愛いデザインが豊富に売られている。 |
スタジオ撮影や出張撮影でも、小物を持ち込める場合(NGの場合もある)があります。個性を出したい方は、小物を持ち込んでの撮影がおすすめです。
③自然光を利用する
セルフ撮影でマタニティフォトを撮る場合は、部屋の照明やフラッシュを使わず、自然光を利用しましょう。
部屋の照明がついていると、その光の色と自然光が混じり、肌の色がきれいに写らなくなるからです。また、日中の撮影でフラッシュを使うと、不自然な明るさになってしまいます。
撮影初心者でも失敗しにくい方法は、被写体(妊婦さんやご家族)の後方45度あたりから、太陽の光を入れるやり方です。やわらかい印象がありつつ、立体感も生まれます。
かっこいい雰囲気のマタニティフォトを撮りたい場合は、逆光を利用する方法がおすすめです。逆光で、あえて被写体が暗くなる状態で撮影すると、シルエットだけのおしゃれな写真が撮れます。
④ポーズと撮影人数を工夫する
マタニティフォトは、妊婦さんのポーズを工夫したり、ご家族と一緒に撮ったりすると、個性のあるおしゃれな写真が撮れます。お腹に手を添えるポーズや、お腹のみをアップで撮る定番のポーズ以外にも、おすすめがあります。
- 横になる
- お腹を見つめる
- ブーケを持つ
ご家族と一緒に撮る場合は、以下のポーズがおすすめです。
- バックハグ
- パートナー(子ども)が胎動を聴く
- お腹の前で一緒にハートを作る
- 子ども(パートナー)がお腹にキスする
1人での撮影よりも、写真のバリエーションが増えるため、ご家族と一緒のマタニティフォトも人気です。
マタニティフォト撮影におすすめの衣装コーデ
マタニティフォト撮影におすすめの衣装コーデを、撮りたい雰囲気別にご紹介します。
- スタイリッシュな雰囲気にしたい場合
- ナチュラルな雰囲気にしたい場合
- クールな雰囲気にしたい場合
- 神秘的な雰囲気にしたい場合
衣装コーデを考えてみると、マタニティフォトのイメージが膨らむはずですよ。
スタイリッシュな雰囲気にしたい場合
スタイリッシュな雰囲気のマタニティフォトを撮りたい場合は、以下の衣装コーデがおすすめです。
- マタニティドレス×サッシュベルト
- チューブトップ×ペイントシール(ベリーペイント)
- リンクコーデ
流行りのマタニティフォトなら、マタニティドレス×サッシュベルトや、チューブトップ×ペイントシール(ベリーペイント)がおすすめです。とても華やかな雰囲気になり、色鮮やかなマタニティフォトが撮れます。
スタイリッシュな雰囲気でご夫婦やご家族で撮りたい場合は、完全にお揃いの衣装よりも、リンクコーデがおすすめです。部分的に色や柄が合っていると、ワンランク上のおしゃれを演出できます。
ナチュラルな雰囲気にしたい場合
ナチュラルな雰囲気のマタニティフォトを撮りたい場合は、以下の衣装コーデがおすすめです。
- ワンピース×ブーケ
- 少し特別感のある私服
- Tシャツ×ジーパン
アースカラーや淡い色のワンピースを着ると、ナチュラルな雰囲気になります。さらに、ブーケを持つと写真映えするのでおすすめです。
また、特別に衣装を用意しなくても、少し特別感のある私服を選ぶと、自然体で撮影しつつ、記念写真らしいショットになります。
ご夫婦やご家族での撮影は、カジュアルなTシャツにジーパンを履くお揃いコーデが人気です。
クールな雰囲気にしたい場合
クールな雰囲気のマタニティフォトを撮りたい場合は、以下の衣装コーデがおすすめです。
- モノトーンのマタニティドレス
- 黒のワンピース
- 黒Tシャツ×ジーパン
黒のマタニティドレスにすると、一気にクールな印象になります。白のマタニティドレスでも、光の当て方を工夫して撮影すると、クールな写真が撮れるでしょう。
クールで洗練された雰囲気のマタニティフォトは、ぴったりとしたシルエットの黒のワンピースがおすすめです。ご夫婦やご家族で撮影する場合は、黒Tシャツ×ジーパンにするとかっこいい印象になりますよ。
神秘的な雰囲気にしたい場合
神秘的な雰囲気のマタニティフォトを撮るときの衣装は、白やパステルカラーのマタニティドレスがおすすめです。ドレスが神聖な印象を与え、妊娠期の神秘的な雰囲気を演出できます。
マタニティドレスは、お腹が出ているセパレートタイプから、お腹の部分にスリットが入ったタイプまで、さまざまなデザインがあります。お腹を出すことに抵抗がある方は、お腹が完全に出ないものや、つながっているものを選んでくださいね。
マタニティフォトの撮影場所
マタニティフォトの撮影場所は、3つあります。
- ロケーション出張撮影
- スタジオ撮影
- セルフ撮影
それぞれの撮影場所で撮る特徴や、メリットを解説していきます。
①ロケーション出張撮影
ロケーション出張撮影とは、スタジオ以外の場所へプロのフォトグラファーが出張し、撮影することです。公園・海辺・ご自宅など、あなたのお気に入りの場所で撮影することができます。
屋外での撮影は、緑豊かな場所や海辺での撮影が人気です。ご自宅であれば、よりリラックスした状態で撮影できるでしょう。
セルフでも屋外撮影はできますが、構図や光の入り方などの条件が難しいため、プロへの依頼がおすすめです。
②スタジオ撮影
スタジオでの撮影は、セットや撮影機材が整っており、まるでモデルのような写真を撮ることができます。フォトグラファーが、ポーズや位置の指示をしてくれるため、完成度の高い写真を残せるでしょう。
スタジオによって異なりますが、衣装や小物の貸し出しもあります。準備するものが少なく、気軽に撮影に臨めます。
また、天候に左右されにくいのもメリットです。「モデルのような写真を撮りたい」「記念写真として飾りたい」と思う方は、スタジオ撮影がおすすめです。
③セルフ撮影
セルフ撮影は、自分の撮りたいタイミングで撮影できる点がメリットです。また、撮影費用を安く抑えることができる点もメリットですね。
「好きなタイミングで撮影したい」「撮影費用を抑えたい」といった方は、セルフ撮影がおすすめです。
内部リンク:マタニティフォト セルフ
まとめ
本記事では、おしゃれなマタニティフォトを撮る方法や、撮影アイテムをご紹介しました。
【おしゃれなマタニティフォトを撮る方法】
- プロに依頼する
- 小物を利用する
- 自然光を利用する
- ポーズと撮影人数を工夫する
ミニブーケやサッシュベルトなど、ひとつ華やかな小物があるだけで、おしゃれなマタニティフォトになります。セルフ撮影の場合は、自然光をうまく利用できれば、素敵な写真が撮れるでしょう。
ただし、セルフ撮影だと写真の質に限界があります。「完成度の高いおしゃれな写真にしたい」「より良い仕上がりにしたい」と思われる方は、プロへ依頼するとよいでしょう。